<ここって災害現場ですよね!?→タイの人達のメンタルが斜め上過ぎる>タイの日常お届けします[#25]
タイでは、毎年5~10月ごろまで雨季と呼ばれる雨が多い季節になります。
もっとも降水量が多いのが雨季終盤の9月から10月頃で、この時期になると国内各地で大雨による洪水被害が深刻になります。
そんな中でよく話題になるのが、「川沿いのレストランが浸水したけど、その浸水を楽しみにお客さんがたくさんやって来る!」という謎のニュース。
そう、浸水被害を逆手にとって、それをウリにして営業を続けているレストランがちらほらあるんです。
ニュースを見ると、お客さんたちはひざ下まで水に浸かっていますが、笑顔で楽しそうに食事をしています…!?
近くにボートが通って波が来てもそれを喜んだり、普段なら近くまで来ないような魚にえさをあげたりと、とても楽しんでいる様子。
これならレストランも洪水被害がありながらも売上が見込めます。
さらに今年は冠水した住宅地で手漕ぎボートレースが開催されたというニュースも…!(?)
テレビには、楽しそうにはしゃぎながらボートを漕ぐ住民たちが写っており、応援している人たちも大盛り上がり!
日本だったら絶対にありえない、コントのような光景が繰り広げられています。
どんな状況でも楽しもうとするタイの人たちは、本当にたくましい…!!
なんとこのレースは、被害の確認のために視察に来た副知事が住民のストレス発散のために思いついたものだとか。
賞金も彼のポケットマネーから出されたそうで、日本ではこんなイベントを手弁当で実施する行政の人はまずいないでしょう 笑。
日本では何か災害が起こったとき、深刻に受けとめて自粛ムードになりがちですが「困難な状況の中でも楽しむ」というタイの人の精神は、参考になるところが大いにあるなと感じますね。
今回の記事で気になる水害ですが、【洪水は英語で何て言う?】も記事でチェック!