
<日本人には真似出来ない!→タイの親切心が想像の遥か上>タイの日常お届けします[#17]
電車やバスで、お年寄りや妊婦さん、身体が不自由な方に席を譲るのはどの国でも一般的なマナーとされていますよね。
タイではさらに、席を譲るべきとされている人たちがいます。
その1人が、お坊さん。
仏教国のタイでは、街中を黄土色の袈裟を着たお坊さんが歩いていたり、電車やバスに乗っているのは珍しい光景ではありません。
電車の優先席では、お年寄りや妊婦さんのマークに加えてお坊さんのマークも書かれています。
そしてもう1人が、子ども。
でも子どもと言っても、つかまり立ちできないような年齢の子だけという訳じゃないんです。
タイに住んで初期の頃、電車に乗っていたら、旅行者と思われる外国人ファミリーが乗ってきました。
すると、私の隣に座っていたタイ人女性が飛んで行って、そのファミリーの子どもに席を譲ったんです。

ちらりと横を見ると、席を譲られたのは小学校中~高学年ぐらいの、かなり体格のしっかりした子。
しかも身長は私よりちょっと低いくらい…!?「外国人で、こんな年齢の子にも譲るなんてタイ人、優しいなあ…!」と、とても驚きましたね。
その後、タイではある程度大きくなった子にも席を譲るのが珍しくないことを知りました。
日本では、どちらかと言えば「子どもは元気なのだから立っていなさい」というような風潮があり、私も子どもの頃に電車で席を譲られた記憶はほとんど無いので尚更驚きました。
電車に限らず、タイの人は子どもに優しい人が多いです。
タイで子育て中の日本人の友人がよく言うのは、「どこに行っても微笑みかけてもらったり、声をかけてもらえる」「レストランでは子どもをあやしてくれて助かる」などなど。
子どもへの接し方や対応は、例えばフランスでは子どもを「まだ小さいから」と子ども扱いしすぎない、とも聞きますし、国によってかなり文化の違いがあって興味深いなと思います。
次回は、タイの人達のあり得ないバスの使い方をご紹介します!
今回の記事で気になる公共交通機関の座席ですが、座っていいかどうか聞く【ここ空いていますか?は英語で何て言う?】も記事でチェック!